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言ノ葉スクラップ・ブッキング〜シーン&シチュ妄想してみた。〜

管理人が妄想したシーンやシチュエーションをショート・ストーリー(?)にしたもの。
ジャンルはファンタジー・恋愛などなど。

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地球を侵略に来た異星人たちと戦う少女の話(のワン・シーン)
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JUGEMテーマ:妄想話

 少女は男の首に刃の先を突きつけ、告げた。

 

「あなたの負けよ。降伏なさい」

   

 男は荒い息ながら、鋭い目で少女を睨みつけ、言い放つ。

 

「殺すが良かろう!降伏など誰がするか!!」

   

 少女は醒めた目で男を見つめ返した。

 

「あなたに選択を迫っているわけではないわ。命令よ。降伏なさい。嫌だと言っても殺してなんかあげない。自分で命を断つ気もないくせに、命を粗末にするような台詞、吐かないでちょうだい」

   

 男は呆然とした。

 周囲では『殺せ』という声がさかんに聞こえる。

 

「降伏したって後で裏切るぞ。他の奴らの言う通り、殺した方が良かろう」

 

 男が突き放すように言うと、少女は瞳に怒りを宿し、冷たく言った。

 

「自分では何もせず、平気で他人に手を汚せ、なんて言う人達の言葉に従う義理など無いわ。どうして私が手を汚さなければならないの」

 

 そういう問題か、と思わずにはいられなかったが、それでも男は、その少女の尊大とも言える言い様、怒りに燃える瞳に釘づけとなってしまった。

 

 なんという少女だろう。戦闘センスだけではない。こんな少女はそうそういない。

 

「あなたは一体……。もしや、この惑星の王族の方では……?」

 

 少女の、あまりにも“揺らがない”態度は、何か毅いものを感じさせた。何者にもまつろわぬ、王族のような……。

 そこでそう尋ねたのだが、少女はその問いに目を丸くして沈黙した。

 

「……あなたは生まれ持った身分で人間を評価すると言うの?私がこの星のお姫様なら、あなたは素直に降伏してくれるの?」   「………………」

 

「身分なんて、力有る者なら自らの力で掴み取ることができるものよ。普遍のものなどではない。今、私には身分も肩書も無いけれど、あなたに丸腰で挑んで勝ったわ。その点だけでも認めて、おとなしく従いなさい」

 

「はい」

 

 男は思わず答えていた。思わずそう言ってしまうだけの何かが、彼女にはあった。

 

「よろしい」

 

 少女はそこで初めて、にっこりと微笑んだ。

 先ほどまでの戦いぶりが嘘のような、どこかあどけなくすら見える、愛らしい笑顔だった。  

 

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・学生時代に書いたものです。設定はあまり細かく決まっていません。

 

 

・地球侵略にやって来た異星人と、それに抗う地球の人々の物語…のうちの一幕。

 

・他にもいくつかシーンはあります。機会があれば載せることもあるかも知れません。

 

・たぶん最初は丸腰で闘いを挑み、相手の武器を奪うか何かして勝利したものと思われます。 (頭に浮かんだシーンを深く考えず書いているので、細かい設定は決まっていません。)

 

・ヒロインの少女は能力はチート級だが、身分・肩書は完全に一般人。

 

・そのカリスマ性でだんだんと人々をまとめ上げていくが、いろいろあった末、異星の皇子と政略結婚することに。

 

・その後、夫となった皇子と協力し、異星の権力中枢(皇子と敵対する勢力)と戦っていくことに…。

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