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言ノ葉スクラップ・ブッキング〜シーン&シチュ妄想してみた。〜

管理人が妄想したシーンやシチュエーションをショート・ストーリー(?)にしたもの。
ジャンルはファンタジー・恋愛などなど。

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亡国の王女と従者、今は同じパーティーの仲間。
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JUGEMテーマ:ファンタジー恋愛もの

 

「セイン、もう私に対してそういう態度をとるの、やめたら?」

 

「……なんのことですか?」

 

「私をいつまでお姫様扱いするのかってことよ。……国を亡くした今、私はもうお姫様なんかじゃない。ただの女の子なのに……」

 

「……ばかなことを仰らないでください。たとえ国が滅びようとあなたが私のお仕えする姫君であることに変わりはありません。それに、私たちの手で陛下や殿下をお救いし、国を再興する…そのために今頑張っているのではありませんか…」

 

「違うの。そうじゃない…。自分の使命を忘れる気はないわ。でも…セインには仕える相手とか、そんな関係じゃなく、同じ使命を背負った仲間として、見てもらいたいの」

 

 ユヴェールは真剣な眼差しでセインを見つめる。セインはうろたえて視線を逸らした。

 

「…そういうわけには、参りません」

 

「どうして!?セインはいつもそう!私に対して距離を置こうとしてる。私はそれが嫌なの!姫だった頃は無理でも、今は対等な関係でありたいのに……」

 

「お許し下さい……」

 

「そんな言葉より、理由を言ってよ。私と距離を置きたがる、そのわけを…!」

 

「…それだけは、どうか…お許しを……」

 

 セインはユヴェールの眼差しを避けるように顔をうつむかせ膝を折った。騎士の礼のように。

 

「……セインのばか!わからずや!」

 

 悔し紛れに手近にあったクッションを投げつけ、ユヴェールは去っていく。それを見送り、セインは自嘲するようにひそりと笑った。

 

(無理ですよ、ユヴェール姫。

 手を伸ばせばあなたに触れられるこの距離で、あなたを対等な人だなどと思ってしまったら、俺は確実に一線を越えてしまう…。

 あなたは、いつか国を再興して姫君に戻られる方だ。そんな方に私などが手を触れて良い訳がないのに。

 あなたは…いつかどこかの国の王族に嫁いでゆかれるのに……)

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・ワンシーンのみ。こういう一場面だけが先にパッと浮かび、そのうちに中・長編に化けることが多いです。

 

・かつては主従関係身分差があったのに、今は仲間で同じ立場というシチュエーション。

 

・これは、まだ国が再興する可能性が残っているパターンですね。

 

ユヴェールは確か「宝石」とかいう意味の言葉だったと思います。

 

・「国が滅びて…」というシチュは管理人の好物なので、今後もちょこちょこ出て来る可能性があります。

 

・ちなみにココに出て来る“亡国の王女”はラクガキ倉庫に載せてある「ラクガキ・亡国の王女」の亡国の王女とはまたお姫様

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